ニュース 電子 作成日:2015年9月2日_記事番号:T00059074
外電によると、鴻海精密工業がインドネシアで10億米ドルを投資してスマートフォン工場を建設するとされる計画が中止となる可能性がある。鴻海はインドネシア政府にジャワ島の大規模用地の無償提供を求めていたが、モハマッド・ヒダヤット工業大臣がこのほど、同国政府は鴻海の要求を認可できないと述べた他、スルヨ・バンバン・スリスト・インドネシア商工会議所会頭も、鴻海は用地取得が困難で投資計画を中止する恐れがあるとの見方を示した。2日付工商時報が報じた。
外電の報道に対し鴻海は1日、「今後もインドネシアを含む世界中で投資機会を模索する。投資計画に進展があれば規定に従い正式発表する」と説明するにとどめた。
鴻海のインドネシア投資計画は2012年7月に初めてメディアに報じられた。その後、鴻海は投資計画を進めるため、14年2月にジャカルタ首都特別州のジョコ・ウィドド知事(当時)と投資意向書(LOI)を締結。今後3~5年で10億米ドルを投資すると表明していた。しかしそれ以来、投資計画に進展は見られていない。
SKグループと提携拡大か
なお、鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は同日、韓国の財閥SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が近く来台すると明かした。観測によると、両社はインド市場開拓を含めた今後の提携について詳細を詰めるとみられる。
鴻海は昨年6月、SKグループ傘下でIT(情報技術)サービス大手のSK C&Cの株式4.9%を取得した他、今年3月にはSK C&Cと戦略提携を結び、中国でITサービスを提供する合弁会社を香港に設立すると発表していた。
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