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仁宝とライテック、タッチパネルで提携


ニュース 電子 作成日:2008年3月5日_記事番号:T00005908

仁宝とライテック、タッチパネルで提携


 仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)傘下の鵬宝科技が、錸徳科技(ライテック)傘下のITO(酸化インジウムスズ)導電ガラスメーカー、安可光電に出資してタッチパネル事業で提携し、30億米ドルともいわれる同市場の商機を狙う。5日付経済日報が報じた。


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 安可はこのほど臨時株主総会を開いて董事、監事の改選を行い、この際、仁宝が董事1席を獲得した。

 今年単月の生産能力100万枚を目指し、世界最大のITOガラスメーカーに成長するとみられる安可光電には、欧州の大手太陽電池メーカーも昨年出資を行っている。これに続く仁宝との戦略的提携に、錸徳では「鵬宝から安可への出資は第一歩に過ぎない。将来は精密コーティングやインジェクション成形方面でも協力していきたい」とさらに関係を強める意欲を語っている。

 昨年米アップルがiPhoneを発売したことを契機にタッチパネルブームが起き、中国でのノーブランド携帯電話の流行も手伝って、タッチパネル関連の部品が供給不足に陥っている。今回の提携によりタッチパネル事業に積極的な、仁宝傘下で主にタッチパネルモジュールを製造する時緯科技(SWENC)は、安定して原料を確保できることになる。