ニュース 電子 作成日:2015年9月3日_記事番号:T00059096
宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)執行長は2日、全地球測位システム(GPS)サイクルコンピューターメーカーの愛普瑞(Xplova)を買収すると発表した。エイサーによる企業買収は、昨年初めに陳執行長が就任し現体制となって以来で初めてで、業界ではXplovaが有するリソースを基に関連ハードウエアを展開すると同時に、自社でスポーツ愛好家向けソーシャルプラットフォームを構築し、ユーザーとの関係を強固なものにしたい考えとされる。3日付工商時報が報じた。
陳執行長は「エイサーは例年の需要期に向けた新製品を十分に用意した」と述べた(同社リリースより)
2008年創業のXplovaは、自転車市場に特化したハイテク企業で、GPS内蔵のサイクルコンピューターを販売する他、ユーザーが個人データや走行ルート、走行時間、距離などを記録できるソーシャルプラットフォーム「ツアー Xplova」を提供しており、これまでに累計1万5,000人の会員を集めている。
陳執行長は、スポーツ分野においてサイクリングはゴルフに次いで利益を生む可能性が高いと指摘。検討を重ねた結果、Xplovaの買収を決めたと説明した。
またエイサーは同日、4日にベルリンで開幕する国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA2015」(9月4~9日)に出展する新製品22種を発表した。
今回発表された製品は、ゲームユーザー向け「プレデター」シリーズのノートパソコン、デスクトップPC、タブレット端末、液晶モニターの他、同社初となるクロームOS(基本ソフト)搭載ノートPC「クロームブック」のコンバーチブル型機種「R11」、スマートフォン7機種などが含まれる。
陳執行長は、ウィンドウズ10のリリース以降、市場ではエイサーの新製品に対する強い反響が感じられると語った。
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