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鴻海と韓SK、アジア市場での提携で協議【表】


ニュース 電子 作成日:2015年9月3日_記事番号:T00059097

鴻海と韓SK、アジア市場での提携で協議【表】

 2日来台した韓国SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は同日、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長と面会し、台湾、中国、インド市場における重要なサプライヤーに融資を行う「サプライチェーン金融」やインターネット事業の共同展開などについて話し合った。3日付中国時報などが報じた。

 崔会長は、「グローバル化が進む世界において郭董事長および鴻海という友人を得、さまざまなチャンスを共に切り開くことができる」と語り、中国だけでなくインドなど、その他地域における協力についても話し合ったと明らかにした。現在は鴻海の計画を把握した段階で、提携の詳細については今後、段階的に詰めていく方針だ。

 一方、郭董事長はSKグループとの提携について、医療やソフトウエアの分野も対象に含まれると語った。

 なおブルームバーグが消息筋の話を基に報じたところによると、鴻海傘下の富智康集団(FIHモバイル)は今後2年で10億米ドルの資金をインドのベンチャー企業に投資する計画とされ、既に現地企業40社と交渉を持ち、提携に向けた検討を行っているという。

 富智康は既にインドのインターネット通販大手、スナップディールに2億米ドルを出資すると発表しているが、さらにモバイル端末や家電などのリファービッシュ品(再生品)のネット通販を手掛けるグリーンダストにも出資意欲を持っていると伝えられている。これについて、グリーンダストの親会社リバース・ロジスティックスの創業者が「FIHと真剣に交渉している」と認めている。