ニュース 政治 作成日:2015年9月4日_記事番号:T00059107
中国・北京で3日に行われた抗日戦争勝利70周年軍事パレードで、習近平国家主席は兵力を30万人削減する方針を示した。これについて、専門家は台湾に対する脅威が兵力削減で和らぐどころかむしろ高まるとの見方を示した。4日付蘋果日報が伝えた。
習近平国家主席(左4)の隣にはロシアのプーチン大統領(左3)、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(左2)が並んだ(3日=中央社)
オーストラリア国立大学のロリー・メドカルフ国家安全学部長は「兵力削減発表は習主席が平和と善意の表れとしてパッケージングしたため、一見喜ばしい動きに見えるが、単に中国軍の装備の現代化が進んだことを示すものであり、中国の軍事力拡張の懸念が低下するとは考えられない」と指摘した。
軍事問題に詳しい林郁方立法委員(国民党)は「30万人削減は中国軍の戦力を損ねることなく、中国脅威論に反論するという宣伝目的を達成できるものだ。むしろ台湾やアジア太平洋地区への脅威は低下するどころか高まる」と述べた。
中国人民解放軍の兵力は公式には明らかにされていないが、230万人と推定されている。中国軍筋によれば、今後は陸軍兵力を削減する一方、空軍と海軍の兵力を増強する構えとされる。
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