ニュース 政治 作成日:2015年9月4日_記事番号:T00059109
与党国民党の連戦・元主席が世論の反対を押し切る形で中国の抗日戦争勝利70周年軍事パレードに出席したことが国民党内で波紋を呼んでいる。4日付蘋果日報などが伝えた。
連元主席(左)は、側近によると「批判を数多く目にしたが、平和推進には前進が必要」との考えを示したという(3日=中央社)
国民党内は大荒れだ。馬英九総統は「国の立場からかけ離れ、国民の期待に反し、非常に悲痛で遺憾だ」と強く批判した。連元主席の軍事パレード出席に批判が出るのは、抗日戦争は国民政府軍が主導したという台湾側の歴史認識をおとしめたと受け取られたためだ。
国民党の中央常務委員からは連元主席の処分を求める動きも出始めている。国民党の楊偉中報道官は「遺憾であり理解に苦しむ」とした上で、連元主席への処分があり得るかについては、「既存の仕組みに従って処理する」とだけ語った。
朱立倫党主席は「党職員や重要幹部には軍事パレードに出席しないよう求めたはずだ」と不快感を示しながら、連元主席に対する処分については言及を避けた。
一方、国民党から総統選に出馬する洪秀柱党副主席は「国民の気持ちに配慮せず、感情を傷付けるもので遺憾だ」と批判した。
渦中の連元主席は3日夜、桃園空港経由で台湾に戻ったが、ターミナルでは抗議に詰め掛けた野党・台湾団結聯盟(台聯)の若手党員から靴を投げ付けられ、警備員が阻止するなど混乱があった。
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