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わいせつ画像事件のエディソン・チャン、謝罪文が英語教材に


ニュース 社会 作成日:2008年3月6日_記事番号:T00005911

わいせつ画像事件のエディソン・チャン、謝罪文が英語教材に

 
 「さあ、皆さん!今日はエディソンがどんなふうに謝罪したのか、よく聞いてみましょう!」。輔仁大(台北県新荘市)や東呉大(台北市)の英語の授業では、今まさに旬のユニークな教材が使われ、学生たちに好評だ。その教材とは──香港の二枚目俳優、エディソン・チャン(陳冠希)の「謝罪声明文」だ。

 エディソンは、修理に出したパソコンから自身が撮影した、複数の人気女優や歌手らとのベッドシーンやヌードなどのわいせつ写真が盗まれ、インターネット上で大量に公開されるという前代未聞の事件に巻き込まれ、世界の芸能界で今年最大のニュースとなった。

 エディソンはこの騒動を受けて2月21日に開いた記者会見で、香港芸能界からの引退と謝罪を発表する英語の声明文を発表。カナダ生まれの彼の英語は、一字一句はっきりしたなまりのないきれいな発音だったので、当初ネチズンの間では「素晴らしい!英語の教材にしたらどうか」と、やゆされるほどの評判だった。

 この謝罪声明文を教材として使うことにした輔仁大の李素貞教諭は、「英語の言い回しや文法は高校レベルで、学生にも理解しやすい上に、きれいな発音でゆっくりと話している。英語教材としてまさにぴったり」と太鼓判。ヒヤリングの練習に使うことにしたという。

 李教諭はまた、「こんな正式な謝罪文は滅多に見られない」と絶賛。恐らく何人もの専門家が手を加えて作成したものだろうと語る。

 エディソン本人もまさか自分の謝罪声明が台湾の大学で教材になっているとは夢にも思わないだろうが、これも、事件があまりに強烈な印象を残したため。事件はさまざな形で何度も蒸し返されていくのだろうか。