ニュース 金融 作成日:2015年9月4日_記事番号:T00059112
金融監督管理委員会(金管会)が3日発表した統計によると、台湾資本の銀行の1~7月税引き前利益は1,985億4,000万台湾元(約7,300億円)で前年同期比4.5%減と、6年ぶりマイナス成長になった。金管会は、昨年同期は中国信託商業銀行(CTBCバンク)の東京スター銀行買収による利益が含まれ、これを除けば今年も7.2%増のプラス成長だと指摘した。4日付蘋果日報が報じた。
1~7月税引き前利益の内訳は、▽台湾の支店、1,271億1,000万元(前年同期比4.7%減)▽オフショア銀行部門(OBU)、500億9,000万元(6.1%減)▽海外の支店、188億1,000万元(1.8%減)▽中国の支店、25億3,000万元(24.9%増)──と、中国の支店だけがプラス成長だった。
金管会は、台湾の銀行の中国向け貸付残高(短期貿易金融を含む)に対し、年内に1.5%以上の貸倒引当金を求めており、現在1.5%未満の18行が47億2,100万元を積み増さなければならないと指摘した。
また曽銘宗主任委員は、人民元下落を受け、各行にストレステスト実施を提言した他、ターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる金融派生商品(デリバティブ)の評価損にも注意するよう呼び掛けたと話した。
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