ニュース 電子 作成日:2015年9月4日_記事番号:T00059125
独シーメンスのローランド・ブッシュ・アジア豪州担当執行役は3日、工場の自動化、ネットワーク化を目指す「インダストリー4.0(第4次産業革命)」における提携に向け、工作機械、自動化設備、鉄鋼関連などの台湾メーカーと協議中で、鴻海精密工業とも協力の可能性を探っていると明かした。4日付経済日報が報じた。
ブッシュ執行役(左)は初めて訪台し、今後さらに多くの台湾企業との提携を考えていると語った(3日=中央社)
台湾シーメンスの鄭智峰デジタル工場事業部総経理は、鴻海はクラウドコンピューティングやロボットなど「インダストリー4.0」関連の事業に参入しており、シーメンスの製造計画と相互に補完し合えると指摘した。
ブッシュ執行役は、台湾とドイツはともにハイテク製品の輸出を中心とする産業構造だが、少子高齢化による労働力不足という問題に直面しており、「インダストリー4.0」で生産性を向上する必要があると指摘。多くの台湾企業が「インダストリー4.0」の重要性を認識しているが、その実現には工場だけでなく、安全なネットワークインフラなどサプライチェーン全体の変革が求められると強調した。
シーメンスは先月下旬、電子機器受託生産メーカー、英業達(インベンテック)と「インダストリー4.0」での提携意向書を交わしている。
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