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2月の輸入物価指数19%上昇、石油危機以来最高


ニュース その他分野 作成日:2008年3月6日_記事番号:T00005913

2月の輸入物価指数19%上昇、石油危機以来最高

 
 企業物価指数のうち、輸入価格を対象にした2月の輸入物価指数(IPI)の対前年比上昇率が米ドル建てで18.99%に上り、第2次オイルショックによる1980年11月に次ぐ高い数値となった。3~6カ月後には消費者物価指数(CPI)に反映されるだろうと行政院主計処は5日指摘した。6日付経済日報などが報じた。
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 主計処によると、2月の小麦の国際価格の対前年比上昇率は126%、大豆は97%、トウモロコシは28%、原油は66%、銅は42%で、これらが全体数値を引き上げた。

 輸出価格を対象にした輸出物価指数(EPI)は、電子製品・部品の価格下落を受け、台湾元建て上昇率は0.02%で、この2年で最も低い数値だった。

 域内の企業間取引価格を対象とした卸売物価指数(WPI)の上昇率は8.47%だった。

CPI、3.89%上昇

 CPIの対前年比上昇率は3.89%だった。台風の影響を受けた07年10月の5.33%を頂点に、08年1月は2.96%まで下落したが、再び上昇した。主計処によると、春節(旧正月)で青果の需要が増えたが、寒冬で供給量が減少したことが原因。食品の上昇が大きく、1月の5.3%から2月には9.76%となった。このうち、サラダ油と調理油の上昇率は37.14%、鶏卵が37.08%と特に高い数値だった。

 青果、魚介類、エネルギーを除いた核心物価の上昇率は2.65%で、5カ月連続で2%を超えた。