ニュース 運輸 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059135
台北市公共運輸処(公運処)は4日、大台北地区(台北市、新北市、基隆市)のタクシー料金を10月1日午前0時の乗車から値上げすると発表した。値上げ幅は約14%。初乗り運賃(1.25キロ以内)は70台湾元(約250円)で据え置き、長距離の利用ほど料金が高くなる。5日付蘋果日報などが報じた。
台北市公運処によると、走行距離250メートルごとに5元の加算を200メートルごとに短縮する。また、渋滞や信号待ちなどで時速5キロメートル以下になった場合、1分40秒ごとに5元加算しているのを1分20秒ごとに短縮する。深夜・早朝(午後11時〜翌午前6時)と春節(旧正月)期間の割増料金は1回20元で変わらない。
タクシー運転手の試算によると、例えば夕方のラッシュアワーに台北駅から台北101ビルまで6.5キロを乗車した場合、従来の175元が200元に、台北101から桃園国際空港の50キロは従来の1,045元が1,285元になる。
値上げに伴い乗客とのトラブル防止のため、GPS(全地球測位システム)での乗降車地点の確定、高速道路料金の計算や領収書発行などの機能を備える新型メーターを導入する。10月までにメーター交換が間に合わなかったタクシーは、従来通りの料金制度を適用する。
大台北地区のタクシーは5万7,000台以上、利用者数は1日当たり延べ85万人。約8年ぶりの値上げにタクシー業界はおおむね歓迎ムードだが、景気先行き不安でタクシー離れを懸念する声もある。桃園市、台中市、台南市、高雄市は値上げに追随しないと表明している。
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