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O2Oモバイル送金、年末にも導入へ


ニュース 金融 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059138

O2Oモバイル送金、年末にも導入へ

 銀行間ネットワークの運営会社である財金資訊(FISC)などが出資するモバイルペイメント業者、台湾行動支付の潘維忠総経理は、携帯電話番号を指定するだけで個人同士が簡単に送金を行うことができるO2O(オンライン・トゥー・オフライン)のモバイル送金サービスを年内にも導入する考えを示した。7日付工商時報が伝えた。

 O2Oモバイル送金では、送金側がモバイル機器を使って、モバイルペイメントで送金手続きを済ませれば、受け取り側は現金自動預け払い機(ATM)で相手側の携帯電話番号と指定の認証番号を入力することで、現金を受け取れる。

 ただ、普及に向けては、モバイルペイメントに使うモバイル端末のUSIMカード認証を完了しているのが中華電信1社だけである点が問題だ。

 このため、台湾行動支付では取引に関するデータやセキュアエレメント(SE)をUSIMカード上ではなく、クラウド上で管理するホストカードエミュレーション(HCE)やトークン技術を導入し、USIMカードの認証を受けていない通信キャリアの顧客でもモバイルペイメントを利用できるようにする計画だ。