ニュース 医薬 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059142
永豊餘集団が出資する新薬開発会社、台湾微脂体(台湾リポソーム、TLC)の葉志鴻総経理は、目の病気である黄斑変性症治療用の注射剤(TLC399)、退化性関節炎治療用の注射剤(TLC599)が第2相臨床試験に入ったことを明らかにした。7日付経済日報が伝えた。
葉総経理は今年末にも第2相臨床試験を終え、来年にも第3相臨床試験や医薬品認可申請にこぎ着けられるとの見通しを示した。
葉総経理は「2つの新薬はいずれも市場規模が大きく、効果が持続することが強みで、発売後には患者と医師から注目を浴びるとみられ、黒字転換に向けた重要な武器になる」と述べた。
黄斑変性症の患者はこれまで月に1回、眼球に注射を受ける必要があったが、新薬は効果が長持ちするため、半年に1回の注射で済むようになるという。
一方、葉総経理は中国で虚偽や捏造(ねつぞう)による臨床試験申請や医薬品申請を行った製薬会社に期限付きで申請撤回を求め、期限経過後に摘発を受けた場合には申請を制限する措置が取られたことについて、台湾メーカーについては朗報だとの認識を示した。
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