ニュース 電子 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059147
中小型液晶パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター)は中国の携帯電話、タブレット端末市場の不振を受け、第5.3世代パネル工場のガラス基板投入枚数を従来の月14万枚から8万枚に減らす。5日付蘋果日報が報じた。
ハンスターは、中国市場の携帯電話の在庫が山積みで、下半期は需要期ながら見通しが悪く、中小型パネルメーカーは車載用や産業用パネルに注力するしかないと説明した。同社の生産能力は携帯電話用パネルが6割、タブレット用パネルが3割で、残りが大型パネルだ。上半期は中小型パネルが供給過剰で、日本メーカーの値下げ競争にハンスター、中華映管(CPT)も巻き込まれた。
中華映管の林盛昌総経理は、受注のための値下げ競争がし烈で、これが携帯電話用パネル価格下落の主因だと指摘した。主流の5インチの高解像度HDパネルの値崩れがひどく、韓国メーカーの有機EL(OLED)パネルも大幅な価格下落だ。
中国の市場調査会社、群智諮詢(シグマインテル・コンサルティング)によると、中国の上半期スマートフォン出荷は2億100万台で前年同期比1.7%減だった。上位はアップル、小米科技(小米、シャオミ)、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の順。下半期出荷は7〜10%増が見込め、年間では前年比3〜5%増の4億500万台の予測だ。
IDCによると、今年の中国スマホ出荷は前年比2.5%増と、世界平均を下回る予測だ。小米は上半期出荷が3,470万台どまりで、通年目標8,000万台に届かない恐れがある。中国市場の出荷規模は世界の25%に縮小し、成長のけん引役はインド、ブラジルなどの新興国に移り始めている。
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