ニュース 電子 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059148
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は4日、世界の音響技術をリードする米ドルビーラボラトリーズと共同で、ドルビー社のHDR(ハイダイナミックレンジ)映像技術「ドルビービジョン」を活用した超高解像度4K2Kテレビ向けSoC(システム・オン・チップ)を市場に投入すると発表した。5日付工商時報などが報じた。
メディアテックの陳冠州シニア副総経理は、「ドルビービジョン技術は十全なHDRソリューションであり、われわれの顧客に最高品質で広い互換性を持つHDR映像の提供を可能にする」と語り、「同技術を活用したメディアテックのSoCソリューションが搭載されたデバイスにより消費者の生活を豊かにできることを誇りに思う」と述べた。
ドルビー社のジャイルズ・ベイカー放送部門担当シニアバイスプレジデントは、メディアテックと協力してウルトラHDブルーレイ対応機器、デジタル・メディア・アダプター(DMA)デバイス、テレビなど末端製品市場におけるドルビービジョン技術の導入を推進していくと説明した。
なお証券業界では4日、メディアテックがアナログIC大手の立錡科技(リッチテック・テクノロジー)を吸収合併すると伝えられたが、両社とも観測を否定した。ただ、謝清江メディアテック副董事長と謝叔亮リッチテック執行長が先週面会し、携帯電話用のパワーマネジメント(電源管理)IC(PMIC)などでの提携で合意したとされ、将来はモノのインターネット(IoT)向けも視野にあるようだ。
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