ニュース 電子 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059152
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)とTDKは4日、高雄市の楠梓加工出口区(輸出加工区)にTDKの「SESUB」技術を使用したIC内蔵基板を生産する合弁会社「日月暘電子(ASEエンベデッド・エレクトロニクス)」を設立することで協定を交わした。ASEのシステム・イン・パッケージ(SiP)技術にTDKの「SESUB」技術を組み合わせることで世界の競合を3年はリードすることができ、共同でウエアラブル(装着型)端末、モノのインターネット(IoT)、モバイル端末市場を攻略する。5日付工商時報などが報じた。
呉営運長(左)と上釜社長(右)。呉営運長は「両社の提携でASEのSiPエコシステムの付加価値はさらに向上、TDKのSESUB技術は業界標準となり、ウインウインだ」と強調した(高雄市リリースより)
日月暘電子の資本金は約3,949万米ドルで、出資比率はASE51%、TDK49%。ASEの楠梓加工出口区「K16」工場内へ来年9月に設備を搬入し、2017年下半期に量産を開始するとみられる。
ASEの呉田玉・営運長は、TDKの「SESUB」技術は多くのチップと機能をより小さな基板上に統合できるため、性能、放熱性、省エネ効果が大幅に向上し、市場の需要を満たせると語った。
TDKの上釜健宏社長は、世界でスマートフォン、ウエアラブル端末が小型・薄型・軽量化する中、「SESUB」技術を使用したIC内蔵基板の需要は今後も大幅に高まると予想。ASEとの合弁で全面的な量産能力を確保し、増加し続ける需要に応えると語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722