ニュース 電子 作成日:2015年9月7日_記事番号:T00059153
7日付経済日報が業界関係者の話を基に報じたところによると、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)はアップルのスマートフォン次世代機種に搭載される「A9」プロセッサーを受注しているものの、アップル以外からの受注が予想を下回っており、今月に入ってから8インチウエハー工場の稼働率は初めて100%を下回り、第4四半期はさらに低下する見通しだ。また12インチ工場についても稼働率の低下が見られ、当初は年内に月産5万枚を予定していた16ナノメートル製造プロセスによる生産量を3万枚に引き下げたという。
なおTSMCの何麗梅財務長は先週、第3四半期の業績について「目標は変わらない」と発言した。これに対し証券会社は、同社7月の連結売上高が前月比35%増の809億5,300万台湾元(約2,900億円)と単月で過去2番目を記録したことから、8〜9月は20%減少することを意味すると指摘した。
ただ、来年の業績についてゴールドマン・サックス証券は、TSMCは10ナノ、7ナノプロセスの開発競争でインテルと肩を並べている他、「A9」プロセッサーの受注比率が今年の30%から70%に拡大するとして、11%の増収が見込めると予測した。
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