ニュース その他分野 作成日:2015年9月8日_記事番号:T00059157
財政部が7日発表した8月の貿易統計によると、輸出総額は前年同月比14.8%減の239億3,000万米ドル、輸入総額は16.7%減の199億7,000万米ドルとなった。輸出総額は7カ月連続の前年割れに加えて、減少幅は2009年9月以降で最大、また、2桁台の減少は3カ月連続だ。8日付工商時報などが報じた。
財政部統計処の葉満足処長は、8月の輸出総額減少の理由として、▽世界景気の減速▽米ドル高▽台湾石油化学メーカーの定期保守──の他、比較対象の前年同月の輸出総額が単月では過去2番目の高水準だったことを挙げた。
輸出分野別では、11項目中10項目が前年割れ、うち2桁台の減少は9項目に上った。輸出総額の34%を占める電子製品は在庫消化が続いており、前年同月比11.4%減の81億7,800万米ドルだった。鉱産物およびプラスチック・ゴム製品は国際原油価格の再下落と石化メーカーの定期保守で、それぞれ9億8,100万米ドル(45.8%減)、17億7,000万米ドル(16.6%減)となった。
一方、交通・運輸設備は、コンテナ船や自転車が好調で唯一プラス成長となり、前年同月比11.6%増の11億2,600万米ドルだった。そのうち、自転車は5,000万米ドルと前年同月比で31.3%増えた。
市場別では、▽中国(香港含む)向け、93億2,800万米ドル(前年同月比16.6%減)▽東南アジア6カ国向け、43億4,900万米ドル(18.9%減)▽米国向け、28億3,600万米ドル(6.0%減)▽日本向け、16億1,400万米ドル(12.6%減)──で、軒並み前年割れとなった。
なお、行政院主計総処は第4四半期の輸出総額成長率をマイナス4.03%、今年通年ではマイナス7.1%と予測している。
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