ニュース 農林水産 作成日:2015年9月8日_記事番号:T00059158
カキ生産の最盛期を迎えた澎湖諸島では、扁形動物と呼ばれる生物による被害で、養殖カキの少なくとも半分以上に被害が出ていることが分かった。8日付中国時報が伝えた。
澎湖県政府農漁局によると、被害は出荷量の6割に上る見通しで、全体で被害額は数千万台湾元(1元=約3.63円)と見込まれる。カキは中秋節(旧暦8月15日、今年は9月27日)の風物詩であるバーベキューには欠かせない食材だが、今後市場では値上がりが予想される。
養殖関係者によると、扁形動物は台風による豪雨の前にはカキ棚に見られなかったが、台風後にカキの殻に付着するようになったという。原因は台風による豪雨でカキ棚周辺の海水に淡水が混ざり、扁形動物が生息できる環境になったためとみられる。
扁形動物の有効な駆除法はなく、カキ棚を海面に引き揚げた上で、水で洗い落としたり、手作業で取り除いたりするしかないのが現状だという。
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