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「第三地域経由の台湾銀の投資歓迎」=中国銀監会主席


ニュース 金融 作成日:2008年3月6日_記事番号:T00005916

「第三地域経由の台湾銀の投資歓迎」=中国銀監会主席


 中国銀行業監督管理委員会の劉明康主席は5日、台湾の銀行の中国投資を積極的に歓迎する姿勢を示した上で、「台湾の銀行が香港経由でのみ投資が許可されるのであれば、台北富邦銀行のみが恩恵を受けることになる」という記者の質問に対し、「中国銀会会と管理面で良好な協力ができている地域の法人機構であれば、第三地域を通じての申請は、その第三地域から行われた申請と見なす規定がある」と語り、台湾の銀行の中国展開は、香港以外のルートからも機会があると説明した。

 劉主席はさらに、台湾政府が銀行の中国投資を規制していることについて、「調整が行われることを望む」と語った。また、台北富邦銀行が香港子会社を通じて、廈門(アモイ)銀行に20%の出資を計画していることについては、「正式な申請は受け取っていない」としながらも、「申請が提出された場合、(認可は)問題ないだろう」という考えを明らかにした。

 劉主席が台湾の銀行に対し、第三地域経由の投資も歓迎する姿勢を示したことについて、行政院大陸委員会(陸委会)の幹部は5日、「台湾が現在『3者管理』の枠組みを持っているのは、香港と大陸(中国)に限られる。仮に米国経由で中国に投資するのであれば、台湾の金融監督機関はやはり米国、中国と協議しなければならない」と指摘した。