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台プラ主要4社、Q4業績に期待【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2015年9月8日_記事番号:T00059170

台プラ主要4社、Q4業績に期待【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社は7日、第3四半期の需要期は振るわないが、第4四半期に業績が好転すると見通しを示した。現在川下メーカーの在庫水準が低く、原油価格の底打ち感から顧客に購買意欲回復の兆しがあるためだ。8日付経済日報などが報じた。

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、9月のポリ塩化ビニル(PVC)輸出受注は既に満杯で、ポリエチレン(PE)とエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)需要も強まり、第4四半期の稼働率は90%へと前期の87%から上昇すると述べた。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、第4四半期は定期点検が終わっている上、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)後にさらなる在庫補充が見込めると話した。

 主要4社が7日発表した8月連結売上高は合計1,101億100万台湾元(約4,000億円)で前月比4.97%減、前年同月比30.5%減と、今年最低だった。各社の売上高は、▽台塑、150億8,900万元(前月比5.02%減、前年同月比17.3%減)▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、230億6,200万元(前月比5.68%減、前年同月比18.1%減)▽台化、256億3,500万元(前月比7.58%減、前年同月比25.1%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、463億1,500万元、(前月比3.07%減、前年同月比40.5%減)──と、原油安で軒並み減収だった。