ニュース 電子 作成日:2015年9月8日_記事番号:T00059176
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)が同業大手の矽品精密工業(SPIL)に対する株式公開買付(TOB)を事前通告なしに発表し、友好的買収だと主張したことについて、SPILは7日、「法律で事前通知は禁止されていない」と改めて不快感を示した。
SPIL側の反論は、ASEの張虔生董事長らが先ごろ、「TOBは株式関連の法令で事前には公にできず、法的制約で事前にSPILに通知できなかった」と主張したことを受けたものだ。SPIL側は「台湾では実務上、事前にTOB目標に通知を行わない例はまれだ。ASEは法律やTOBの実務を誤解している」と主張した。
SPILはまた、ASEがSPIL株を最高で25%取得する方針を示していることについて、経営権取得には至らない投資であると明確に表明すべきだと指摘。TOBの説明書にも株式の取得目的が財務的投資であって、SPILの経営や董事会入りを目指すものではないと明記すべきだとした。
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