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東森得易購、シンガポール資本が買収へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年3月6日_記事番号:T00005919

東森得易購、シンガポール資本が買収へ

 
 シンガポールの投資ファンド「トランスパック・キャピタル」が、台湾のテレビショッピング大手、東森得易購を90億台湾元(約304億円)余りで買収する見通しとなった。6日付経済日報が伝えた。

 同ファンド側は5日、「買収案件はまだ検討中で、合意に達したとの報道はうわさにすぎない」とのコメントを出したが、同ファンド関係者が既に東森得易購の財務整理、資金借り入れ業務に当たるために派遣されており、正式発表は時間の問題とみられる。

 東森得易購は、東森集団の総帥、王令麟氏によって設立され、テレビショッピングブームの火付け役となったことで知られる。年間売上額は200億元を超え、市場シェアは70%に達する。現在も王令麟氏が95%の株式を保有している。

 しかし、力霸事件を発端とする巨額横領事件で王令麟氏が起訴されたことを受け、東森グループは経営危機に陥り、資産売却を進めてきた。東森得易購を売却すると、同グループの主要企業は東森国際1社のみとなる。