ニュース 石油・化学 作成日:2015年9月9日_記事番号:T00059198
スチレンモノマー(SM)大手、台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)の高雄市の林園工場で8日午後2時すぎ、火災が発生した。火は約20分で消し止められた。高雄市政府労工局は同社のエチルベンゼン製造工程に対し操業停止命令を下し、罰金10万台湾元(約37万円)を科した。操業再開は、同社が原因を追求して改善計画を提出し、労工局に認められてからだ。9日付工商時報が報じた。
台湾スチレンモノマーの高雄工場。大きな爆発音が発生し、周辺住民を驚かせた(8日=中央社)
台湾スチレンモノマーは、7日に年次保守点検が終わり、8日に再稼働した際に、復水器MT-322が有機化合物で汚れた上、水位が高過ぎて蒸気の圧力が上昇し、亀裂が入って空気が侵入し発火したと説明した。自社の消防システムで対応し、死者やけが人は出なかった。
同社は、年次保守に備えて在庫を用意していたので、エチルベンゼン操業停止でも生産や運営に影響はないと強調した。
第2四半期のスチレンモノマーのスポット価格上昇で、同社の上半期売上高は64億6,900万元、粗利益率は12.97%、純利益は5億3,400万元で前年同期比64%増だった。
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