ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年9月10日_記事番号:T00059230
中国鋼鉄(CSC)は9日、中国、韓国から輸入される鋼板に対し、遅くとも10月までに反ダンピング(不当廉売)提訴を行うと表明した。10日付経済日報が報じた。
CSCは、台湾は鉄鋼製品の輸入がゼロ関税で、世界で最も自由な市場となっており、このことが韓国、中国、インドネシア、インドなどのメーカーが余剰鋼材を極めて低い価格で台湾へ輸出する要因となっていると指摘。ダンピングが行われている製品は鋼板、熱延製品、棒線などが含まれ、台湾での販売価格は輸出元国内での価格を最大で1トン当たり160米ドル下回っているという。
同社は現在、関連資料の収集を進めており、まず鋼板に関する提訴を行う方針だ。
なおCSCは同日、8月の売上高は前年同月比26.46%減の226億2,800万台湾元(約830億円)となったと発表。減少幅は今年の単月で最大を記録した。
高品質電磁鋼板、供給開始
同社が140億元を投じて設置した世界最高品質の電磁鋼板生産ラインが相次いで稼働し、既に顧客の試用に供給を開始している。同ラインで生産される電磁鋼板は工作機械、電気自動車(EV)用モーター、高性能変圧器、太陽光発電用蓄電機などの分野での使用が見込まれる。
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