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鴻海、特許27件を競売に


ニュース 電子 作成日:2015年9月10日_記事番号:T00059233

鴻海、特許27件を競売に

 EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海科技集団(フォックスコン)は、グループが保有する特許27件を世界最大の特許オークション企業、ICAPパテント・ブローカレッジを通じて売却する方針だ。オークションは11月19日に実施される。これについて市場では、モノのインターネット(IoT)時代を迎え、特許に対する需要が急速に高まる中、長期にわたる研究開発(R&D)の成果を現金化していく姿勢を鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)総裁が示したものとみられている。10日付経済日報が報じた。

 今回オークションにかけられる特許は、▽モバイル端末▽デジタルカメラ▽プロジェクター▽液晶ディスプレイ▽医療用ソフトウエア▽バッテリー・充電器▽ナビゲーション・システム▽光学システム──といった分野に関するものとなっている。

 鴻海は9日、「グループの特許を貨幣に転換する過程においてICAPとの提携は一部にすぎない」と説明。ただ今回のオークションでグループにどの程度の資金がもたらされるかについての見通しは示さなかった。