ニュース 社会 作成日:2015年9月11日_記事番号:T00059238
台北市政府都市開発局は、台北駅西側の北門付近の再開発を計画しており、忠孝橋への連絡道路を撤去した上で、忠孝西路を現在よりも北に移設する計画だ。これに伴い、忠孝西路に北側に位置する史跡の旧三井物産倉庫も移築される見通しとなった。11日付自由時報が伝えた。
市側は旧三井物産倉庫を周辺に整備する公園内に移築する方向で、土地徴収費用3億4,000万台湾元(約12億6,000万円)、移築設計費用180万元の予算を計上した。市議会議員も保存に向けた署名活動も行い、台湾三井物産も保存に協力する意向だという。
旧三井物産倉庫はレンガ造りの建物で、上部には三井物産のマークが残っている。
一方、周辺の民家も立ち退きを求められるが、住民にはまだ撤去・移転計画の説明がない状況だという。道路の移設用地はいずれも交通部台湾鉄路管理局(台鉄局)の保有で、住民は建物の所有権のみを保有している。このため、住民への補償は一般の道路建設時の補償額を下回るのは必至で、立ち退き交渉は難航も予想される。
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