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「工研醋」の黒酢と豆味噌、回収品を再包装し出荷


ニュース 食品 作成日:2015年9月11日_記事番号:T00059253

「工研醋」の黒酢と豆味噌、回収品を再包装し出荷

 食酢の有名ブランド「工研醋」で知られる大安工研食品工廠(台北市)から委託を受け、黒酢の「工研烏醋」、豆味噌(みそ)の「工研豆瓣味噌」を生産している大醇食品(新北市淡水区)が2013年から今年4月にかけ、販売先から回収した不良品、賞味期限切れの商品を回収、加熱の上、再包装して流通させていたことが分かり、士林地方法院検察署は10日、同社の許金春総経理らから事情聴取を行った。


許総経理は「酢は古いほど芳しい」と弁明しているという(10日=中央社)

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)によると、問題の商品は黒酢が9種類、豆味噌が2種類で、TFDAは13日までに店頭からの撤去を命じた。流通業界でも10日、問題の商品の撤去と返品受付が始まった。

 検察は大醇食品の従業員からの告発を受け、摘発に踏み切った。これに先立ち、TFDAは今月6日、新北市政府衛生局とともに大醇食品を捜索し、賞味期限が記載されていない味噌39キログラム、回収品の酢と味噌311.5キロを押収した。

 一方、大安工研食品工廠は11日現在、「大醇食品が受託生産した酢、味噌は厳格な品質検査を経ており、品質に問題はない」「検察官は証拠を提示していない」とする反論声明をウェブサイトに掲載している。