ニュース 電子 作成日:2015年9月11日_記事番号:T00059258
11日付電子時報が大手IC設計業者の話を基に報じたとことによると、8〜9月は全体として顧客からの受注に大幅な増加は見られないものの、液晶パネル用ドライバICおよびDRAMなど汎用チップについては出荷が追い付かない状況で、オファー価格も小幅に上昇しているようだ。
台湾の液晶ドライバICサプライヤーは、末端市場では今後、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休、光棍節(独身の日、11月11日)、欧米のクリスマスシーズン、新年、春節(旧正月)と、毎月のように販促キャンペーンが登場し、さらに来年第2四半期にはブラジル・リオデジャネイロ五輪向けに電子製品の需要が高まると指摘した。
こうした需要に向け、台湾および海外の大手ブランドは新製品を投入してシェア拡大を狙う方針で、既に中国の一部スマートフォン大手ブランドが8月から部品調達を増やしており、9月にはさらに多くのブランドがこれに続いているという。
ただ電子時報は、現在の調達増は主に今年下半期の新製品発売に備えたもので、サプライチェーンで本格的に在庫補充需要が高まるかどうかは依然、末端市場の購買意欲にかかっていると指摘。中国および新興市場での販売状況が好転しなければ、川下は在庫水準を引き上げないと予想した。
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