ニュース 電子 作成日:2015年9月11日_記事番号:T00059260
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した8月連結売上高は前月比17.2%減、前年同月比3.2%減の670億3,800万台湾元(約2,500億円)で、過去2番目の数値だった前月を大きく下回ったものの、市場予測の650億元は上回った。顧客の在庫消化で稼働率が低下したが、元安ドル高が打撃を緩和した。11日付工商時報などが報じた。
証券会社は、アップルの新型スマートフォン、iPhone6sに搭載する最新プロセッサー「A9」を16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスで生産するため、TSMCの9月売上高は引き続き減少するが、12インチウエハー工場の稼働率低下による打撃を軽減できると予測した。同社は、従来予測通り第3四半期売上高は2,070億~2,100億元と見込む。
市場では、アンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマホチップの需要減退、サムスン電子の自社製チップ採用率引き上げが、クアルコムなどのチップ需要に打撃となり、TSMCの稼働率は下がり続け、第4四半期には80%まで低下するとみられている。
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