ニュース 社会 作成日:2015年9月14日_記事番号:T00059267
高雄市政府警察局の塩埕分局にこのほど、中国・広東省博羅県公安局管轄の派出所から台湾人容疑者が絡む事件で容疑者家族への通知を求める文書が直接届き、騒動となった。12日付自由時報が伝えた。
問題の文書は塩埕分局の責任者に宛てたもので、台湾人容疑者の勾留通知書の写しが添えられ、容疑者の家族に通知するよう促す内容だった。
本来中台間では捜査協力に関する協定に基づき、所定の手続きが定められており、末端の派出所が台湾の警察組織に公文書を直接発送するなど前代未聞。公文書を目にした警察官からは「中台は統一したとでもいうのか」との声が上がり、高雄市政府警察局の陳家欽局長も「申し訳ないが従えない」と協力を拒否した。
中国側がどういう経緯で直接公文書を送りつけてきたかは不明だが、高雄市政府警察局は手続き無視の公文書には協力しないとの立場を強調した。
内政部警政署刑事警察局(刑事局)は「末端の警察官は手続きに沿わない公文書を取り合う必要はない」との判断を示し、法務部も中国側に改善を申し入れる方針を明らかにした。
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