ニュース 政治 作成日:2015年9月14日_記事番号:T00059268
李登輝元総統は13日台北市内で行った講演で、最近2つのことに非常に頭を痛めていると話し、その一つとして馬英九総統の退任間際の行動への懸念を挙げた。来年1月の総統選で民進党の蔡英文主席が当選したとしても、馬総統の任期は5月までのため、その間に「中国との間でどんなことをしでかすか分かったものではない」と述べた。14日付中国時報が報じた。
李元総統は、蔡主席が先日、双十節式典への参加意欲を示したことに対しては「よいことだ」と賛意を示した(13日=中央社)
李元総統はまた、もう一つの懸念事項として、今月末の米中首脳会談で、習近平中国国家主席が、台湾に「1992年の共通認識(92共識)」への同意を求めるようオバマ大統領に要求する可能性を挙げた。その上で、仮に米国から圧力がかかったとしても、蔡主席は「92共識」に同意することはないとの見通しを示した。
李元総統はまた、日本統治時代に日本を祖国と考えて戦争を戦ったとした雑誌への寄稿が、「日本こそ祖国と考えている」と曲解に基づいた批判を受けたことを踏まえて、「日本は台湾にとって外来政権で、日本人の奴隷となったことは台湾人にとっての悲哀だ」と話した。その上で、いつの日か台湾の主体性を打ち立てたいと心の中でいつも考えていると語った。
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