ニュース 食品 作成日:2015年9月14日_記事番号:T00059281
食酢の有名ブランド「工研醋」で知られる大安工研食品工廠(台北市)向けに受託生産している大醇食品(新北市淡水区)が販売先から回収した不良品、賞味期限切れの商品を回収、加熱の上、再包装して流通させていた事件で、新北市政府衛生局は12日、生産と出荷の即時停止を命じた。13日付自由時報が伝えた。
嘉義市衛生局は13日正午までに延べ35店を検査し、違法商品445キログラムが店頭から撤去された(中央社)
今後大醇食品が食品安全衛生管理法に違反していることが判明した場合、営業停止や工場閉鎖が命じられる見通しだ。蒋丙煌衛生福利部長は「法律に従って処理すべきだ」と述べた。
同局は流通業者に対し、昨年から今年4月にかけ製造された黒酢の「工研烏醋」、豆味噌(みそ)の「工研豆瓣味噌」の店頭からの撤去を命じ、14日以降も販売を継続している場合には罰金処分を下すと呼び掛けた。
大安工研食品工廠は問題の商品について、適正な検査を受けており、品質に問題はないと主張しているが、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は「検査をしていても問題がないことを示すわけではない」とし、賞味期限切れ食品を回収後、再び流通させることは許されず、食品安全衛生管理法違反で6万台湾元(約22万円)から2億元の罰金処分を受ける可能性があると強調した。
一方、経済部は今回の事件を受け、「工研醋益寿多文化館」(新北市淡水区)の観光工場認可を取り消すことも視野に検討を行う。
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