ニュース 電子 作成日:2015年9月14日_記事番号:T00059286
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は11日、同社の筆頭株主、鴻海精密工業傘下の鴻揚創業投資が派遣する董事を戴正呉・鴻海副総裁に変更したと発表した。市場では、イノラックスは来年の董監事改選で、段行建・董事長兼執行長が任期満了に伴い退任し、戴氏が董事長を引き継ぐとの観測が出ている。12日付経済日報が報じた。
イノラックス広報は同日、鴻海が派遣する董事の交代は、鴻海グループのパソコンやテレビなどの電子製品とインターネット、クラウドの融合を目指す「11屏3網2雲計画」での液晶パネルの重要性を表すものと説明した。
段董事長は義理の娘がインドの貴族のため、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海董事長がその人脈に目を付けており、段董事長に鴻海グループのインド事業を任せるとみられている。
市場では、昨年末に高雄市の路竹工場でスマートフォン向けLTPS(低温ポリシリコン)パネル工場を建設するか、テレビ向けに第8.6世代工場を建設するかで、郭董事長と意見が合わず、段董事長が退任に追いやられるとの見方も出た。しかし今年1月、郭董事長は段董事長の息子の結婚式に出席したり、脚の手術で入院していた段董事長を手術の翌日に見舞いに訪れたりしており、市場の不和、解任説を払拭(ふっしょく)していた。
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