ニュース 金融 作成日:2015年9月15日_記事番号:T00059301
兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)は、8月末現在の不良債権比率が0.09%、金額にして16億台湾元(約60億円)にとどまり、通年で貸倒引当金勘定が市中銀行として初めてマイナスとなる可能性が高まっている。15日付工商時報が伝えた。
貸倒引当金勘定のマイナス転換とは、債権回収の進行や問題債権の正常債権への移行により、貸倒引当金の計上額が余分となり、戻し入れを計上することを指す。兆豊銀の今年の戻し入れ額は5億~10億元が見込まれる。
兆豊銀は2012年にハイテク企業の債務問題が浮上した際、貸倒引当金を積み増した。しかし、最近は化学繊維メーカーの華隆や力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)などからの債権回収が進み、同行の財務体質が大幅に改善した。
同行の不良債権比率は業界平均の0.25%を大きく下回っている。
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