ニュース 石油・化学 作成日:2015年9月15日_記事番号:T00059305
環境保護署(環保署)は14日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張計画に関わる「第9次環境影響差異分析報告(通称4.9期)」に対する検討会議を開き、閉会後、環保署総合計画処の洪淑幸副処長は「台プラと環保署空気品質保護・騒音管制処(空保処)に資料提出を求めた後、専門小委員会での審査に入ることが可能となる」と語った。これについて15日付経済日報は、同拡張計画は早ければ来年の春節(旧正月)までに初審を通過し、その後順調に環境評価大会を通過できれば来年春にも着工できる見通しとなったとの見方を示した。
なお14日の検討会議では4.9期計画に関わる大気汚染が議題となった。台プラ側は積極的に関連資料を提示したものの、環境保護団体からは「台プラの大気汚染物質排出量は認可量を既に超えている」「4.9期計画の環境影響評価が審査を通過していないにもかかわらず、雲林県政府は新たな排出許可を出した」などと不満の声が相次ぎ、双方の議論はかみ合わず、最終的に議長が結論を保留して散会となった。
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