ニュース 機械 作成日:2015年9月15日_記事番号:T00059306
東元電機(TECO)の劉兆凱副会長は14日、同社が先月発表した、工場の自動化、ネットワーク化を目指す「インダストリー4.0(第4次産業革命)」に対応したスマートモーターについて、日本、中国、米国市場で反響が良く、第4四半期に出荷を開始すると明かした。顧客の調達量増加で来年のモーター出荷は前年比3割以上増える見通しで、2年後にインダストリー4.0対応スマートモーターの分野で世界最大手を目指すと表明した。15日付経済日報が報じた。
TECOのスマートモーターは発電機、配電盤、エアコンプレッサー、ウオーターポンプといった機器とネットワークで結ばれ、同社開発のアンドロイドOS(基本ソフト)、iOS搭載スマートフォン向け監視システムを使えば、スマホだけで機器の監視、診断、保守、情報受信ができる。
劉副会長は、TECOは世界で初めてインダストリー4.0対応のスマートモーターを生産したと強調。インダストリー4.0導入が必要な企業は全てTECOのスマートモーターの顧客になると指摘した。企業の調達量は1社当たり10台とみていたが、今後は13〜14台に増えると予想した。
TECOの8月連結売上高は前年同月比6%減の39億9,800万台湾元(約150億円)だった。1〜8月累計では321億1,000万元で前年同期比12.8%減少した。減収の主因はモーター業績の低下などだった。
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