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アルカテルと中華電信、G.fast技術導入で提携


ニュース 電子 作成日:2015年9月15日_記事番号:T00059310

アルカテルと中華電信、G.fast技術導入で提携

 フランスの通信機器大手、アルカテル・ルーセントは14日、世界初となる「G.fast」技術を利用したウルトラ・ブロードバンドの商業サービスで通信キャリア大手、中華電信と提携し、まず台湾全土1万世帯に100メガビット毎秒(Mbps)〜10ギガビット毎秒(Gbps)の高速インターネット接続サービスを提供すると発表した。15日付工商時報が報じた。

 「G.fast」は既存の電話銅線と光ファイバーネットワークを組み合わせてブロードバンドサービスを提供する技術で、光ファイバーを住宅内に引き込むFTTH、ビル内に引き込むFTTBといった方式の採用が難しいケースで問題を解消できる。なお国際電気通信連合(ITU)は昨年12月にG.fast技術をDSL(デジタル加入者線)規格として正式に認定している。

 行政院は光ファイバーを使った100Mbpsを超える超高速インターネットのカバー率を来年5月までに100%に引き上げることを目指しているが、銅線を採用する古い住宅やビルでは光ファイバーの引き込みが難しく、敷設が進んでいない。こうした中、G.fast技術の導入が目標達成を後押しすると期待を集めている。