ニュース 電子 作成日:2015年9月15日_記事番号:T00059311
15日付電子時報がサプライチェーン関係者の話を基に伝えたところによると、ヒューレット・パッカード(HP)はこのほどODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーに対し、2016年度のオールインワン(モニター一体型、AIO)パソコンに関する見積り依頼書(RFQ)の発行を行い、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)と緯創資通(ウィストロン)、和碩聯合科技(ペガトロン)が激しい受注争いを繰り広げた結果、最終的にクアンタが70%を超える受注を獲得したもようだ。アップルの「iMac」受注を加えるとクアンタは来年も、オールインワンPCの受託生産市場で最大手を維持する見通しだ。
オールインワンPCの世界市場規模は1,300万台水準を安定して維持している。しかし同製品の生産を主に手掛けるノートPC受託メーカーは近年、ノートPCやタブレット端末の出荷規模が減少傾向にあることから、オールインワンPCの受注競争はますます激化している。
なお業界関係者は、今回のHPからの受注をめぐり3社が激しい価格競争を展開した結果、利幅は大幅に縮小したとの見方を示している。
この他、デルの来年度向けオールインワンPCの生産は仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が過半を受注し、最大のパートナーとなったとされる。
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