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球団チアリーダーの「選挙応援」、騒動拡大


ニュース 社会 作成日:2015年9月16日_記事番号:T00059323

球団チアリーダーの「選挙応援」、騒動拡大

 台湾プロ野球ラミゴ・モンキーズのチアリーダー3人が国民党の総統選公認候補、洪秀柱副主席(立法院副院長)の陣営が作成した卓上カレンダーにモデルとして登場したことがインターネット上で批判を浴び、球団側から年内の試合でのパフォーマンスを差し止める処分を受けた。16日付中国時報が伝えた。


チアリーダーメンバーの伊伊(左1)、小帆(左2)、梓甯(左3)。洪副主席(左4)を支持したことを後悔していないと強調した(15日=中央社)

 事態を受け、洪氏と3人は15日、反論会見を開いた。渦中の梓甯さんは、球団が契約違反、競業禁止違反を処分理由に挙げたことについて、「球団と有効な契約は結んでいない」として、契約違反という指摘は不当だと訴えた。

 声明を読み上げた梓甯さんは「今後も洪氏を支持し続けるか」と問われたのに対し、一瞬沈黙したが、洪氏に促されるように「正しいこと、正しい人物を支持していく」と答えた。

 洪氏は「台湾は民主的、多元的で寛容な社会ではないのか。彼女たちは支持したい対象を選んだだけだ」と3人をかばった。

 一方、球団側は「3人が球団に報告せずに外部での活動を引き受けたもので、シーズン終了まで球場での活動は停止とする」とした上で、「今回の事態は極めて政治色が濃いもので、非常に遺憾だ」とコメントした。