ニュース 公益 作成日:2015年9月17日_記事番号:T00059357
台湾シーメンスのアーダル・エルバー総裁兼執行長は16日、上緯企業(SWANCOR)傘下の海洋風力発電が推進する洋上風力発電プロジェクトに参加すると表明した。同計画では2016年末までに、苗栗県の6キロメートル沖合に設備容量4メガワット(MW)のシーメンス製風力発電機2基を設置する予定だ。17日付工商時報が報じた。
台湾シーメンスがスワンコーに供給する風力発電機。09年より洋上で運用されている(台湾シーメンスリリースより)
エルバー総裁は、台湾の西海岸は欧州に比べはるかに優れた風力資源を備えているが、欧州では再生エネルギーによる発電が全体の26%にまで拡大し、うち風力が9%を占めているのに対し、台湾は再生エネ発電の比率が4.9%、風力は0.8%にとどまっていると指摘。こうした状況を背景に上緯との提携を決めたと説明した。
台湾シーメンスと海洋風力発電は10年間のサービス・メンテナンス契約を結んでおり、デンマーク・ブランデの遠隔監視センターを通じて監視サービスを提供する。また同社は今後、台湾のその他洋上風力発電事業にも関与していきたい考えで、既に彰化県沖で洋上風力発電プロジェクトを進める永伝能源(台湾ジェネレーションズ)傘下の福海風力発電から発電機2基を受注している。
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