ニュース その他製造 作成日:2015年9月17日_記事番号:T00059362
経済部統計処が16日発表した製造業の第2四半期売上高は6兆4,649億台湾元(約24兆1,000億円)で前年同期比2.9%減少し、8四半期ぶりにマイナス成長に転じた。国際原油価格の下落で石油石炭製品業が前年同期比21.5%減の4,265億元、鉄鋼価格の下落で基本金属価格が15.2%減の3,063億元と、いずれも2桁減となって全体の足を引っ張った。上半期通期の製造業売上高も前年同期比0.8%減の12兆8,437億元とマイナス成長に終わった。17日付経済日報などが報じた。
電子部品業の第2四半期売上高も前年同期比6.7%減の1兆2,421億元だった。スマートフォンの受注不振や、中国の液晶パネルメーカーによる新規生産ライン拡大が主な要因だ。
一方、売上高が最も多いコンピューター電子製品・光学製品業は2兆1,480億元で、前年同期比9.1%増加し同期としての過去最高になった。消費者向け電子製品、コンピューター、ネットワーク製品、ウエアラブル(装着型)端末などの出荷が好調だった。
また、第2四半期の固定資産投資額は2,295億元で、前年同期比3.5%減と2四半期連続で減少した。上半期通期でも4,286億元で前年同期比7.6%減少した。
業種別の第2四半期固定資産投資額は、電子部品が前年同期比1.3%増の1,481億元となり、全業種で最も多かった。ファウンドリーによる新規工場の建設が貢献した。
一方、化学材料業の第2四半期投資額は113億元で44.8%減少し、マイナス幅が最大だった。ポリエステルやエチレングリコール(EG)などの生産ラインが相次いで完成した昨年第2四半期が比較対象だったため、減少幅が大きくなった。
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