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エヌビディアの次期GPU、TSMCが独占受注か


ニュース 電子 作成日:2015年9月17日_記事番号:T00059367

エヌビディアの次期GPU、TSMCが独占受注か

 17日付経済日報が韓国メディア「ビジネスコリア」の報道を基に伝えたところによると、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、エヌビディアの次期GPU(グラフィックスプロセッサー)「Pascal(パスカル)」の受託生産を独占受注したもようだ。同製品は16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFet)製造プロセスで生産され、来年市場に投入される見通しだ。

 報道によると、パスカルの受託生産についてはサムスン電子も受注を目指し、エヌビディアも同社への委託を検討したとされるが、両社の技術が異なることから、最終的に20年以上提携関係にあるTSMCに全て委託することを決定したとされる。

 業界では先ごろ、TSMCがアップルのスマートフォン次世代機種「iPhone7」に搭載が予想されるプロセッサー「A10」を16ナノプロセスで独占受注したとも伝えられている。これらの観測が事実とすれば、TSMCはサムスンとの受注争いで「2連勝」したことになり、その16ナノ技術が顧客に高い評価を受けていることが裏付けられた形だ。