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KHネオケムとCPC合弁工場、JBIC最大5千万ドル出資へ


ニュース 石油・化学 作成日:2015年9月18日_記事番号:T00059385

KHネオケムとCPC合弁工場、JBIC最大5千万ドル出資へ

 KHネオケムは16日、台湾中油(CPC)などと合弁で設立するイソノニルアルコール(INA)などの製造・販売会社、曄揚(台湾ジャパン・オキソ・ケミカル・インダストリーズ、TJOC)について、国際協力銀行(JBIC、渡辺博史総裁)との間で、最大5,000万米ドルの優先株式取得に関する株主間契約を締結したと発表した。

 KHネオケムは、INAを日本国内で唯一製造する石油化学メーカーで、INA製造の独自技術およびノウハウを豊富に有している。TJOCは同社にとって初の海外生産拠点。KHネオケムは合弁事業を通じて、主要製品の一つ、INAのアジア地域での販売拡充に努める。国際協力銀行が日本企業の海外事業展開を支援する目的で設立した「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として出資を受けることで、TJOCはその確実な実現および事業化後の安定的な経営が期待される。

 INAは、プラスチックを軟らかくする可塑剤の一種であるフタル酸ジイソノニル(DINP)の原料。DINPは、電線被覆材、自動車のアンダーボディーコート材、壁紙などの生産に使用され、経済成長著しいアジアの新興国を中心にDINPの需要増が見込まれている。