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台湾の大気汚染・水質評価、世界下位グループにランク【表】


ニュース 社会 作成日:2015年9月21日_記事番号:T00059398

台湾の大気汚染・水質評価、世界下位グループにランク【表】

 行政院主計総処は先ごろ、経済協力開発機構(OECD)加盟国など36カ国・地域の「物質的な生活条件」と「生活の質」の11項目について指数化した「より良い暮らし指標(BLI)」と比較した2015年の国民幸福指数を発表したが、そのうち「環境の質」については世界35位、サブカテゴリーの「水質」では30位、「大気汚染の程度」では36位といずれも下位にランクされた。21日付中国時報が報じた。

 

 主計総処の資料によると、水質に「満足」と感じる台湾市民は70.7%で、世界ランクも前年比3位上昇したが依然、下位グループを脱することはできなかった。

 環境保護署(環保署)が昨年実施した調査でも市民の57.2%が自宅の水道水について「異臭や薬の臭いがする」、54.1%が「沈殿物や異物が含まれていた」などと否定的な意見を示していた。

 一方、粒子状物質「PM10」(大気中の微粒子のうち粒子径が10マイクロメートル=μm以下のもの)で判定される大気汚染の程度について、台湾のPM10濃度は41マイクログラム/立方メートル(μg/m3)で、チリ(46μg/m3)に次いで2番目の高さとなり、2年連続の36位となった。