ニュース 食品 作成日:2015年9月21日_記事番号:T00059408
統一企業(ユニプレジデント)の中国事業持ち株会社、統一企業中国控股(ユニ・プレジデント・チャイナ・ホールディングス)の侯栄隆総経理は18日、今後は中低価格の商品を発売せず、量より質の「2.0商品」に舵を切り直すと表明した。19日付蘋果日報が報じた。
侯総経理は、今年はまず利益、粗利益率を重視し、売上高はその次だと述べた(18日=中央社)
侯総経理は、「2.0商品」とは、即席麺なら小売価格5人民元(約94円)以上、粗利益率35%以上、飲料なら小売価格4元以上、粗利益率40%以上を指すと説明した。同社が今年中国で発売した即席麺には、▽「冠軍榜」、10元▽「湯達人」、8元▽「革面」、5元──があり、既に高価格帯の首位に立っている。侯総経理は、年末に「満漢宴」も発売すると明かした。
侯総経理は、今年は「2.0商品」の売上構成比を17〜20%、来年は28.7%、2017年には37.3%まで引き上げると目標を示した。今年上半期の売上高は120億500万人民元で前年同期比2.9%減、高価格商品が占める割合は17%だった。一方、純利益は6億8,700万元で93.2%増と大幅な増益だった。
侯総経理は中国市場について、▽1人当たり平均所得が過去20年で20倍に増えた▽富裕層は人口の20%、約3億人に上る▽経済成長率は鈍化しているとはいえ、年7〜7.5%と依然高い──と指摘。中国の消費者は安さよりコストパフォーマンスを重視しており、市場競争も量より質に変化していると分析した。
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