ニュース 電子 作成日:2015年9月21日_記事番号:T00059415
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)が同業大手の矽品精密工業(SPIL)に対する株式公開買付(TOB)を発表したことに対抗し、SPILは友好的な関係にある企業に株式交換による合併を呼び掛け、株式の希釈化によって、ASEによる経営権掌握を防ぐ方針だ。21日付経済日報が伝えた。
SPILの林文伯董事長は、南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)、京元電子(KYEC)、矽格(シガード・マイクロエレクトロニクス)など「仮想SPILグループ」にSPILとの合併を求める構想を明らかにした。詳細には触れなかったが、KYECの李金恭董事長は「林董事長から計画の提示があり、交渉を進めている」と認めた。
3社の現在の時価総額からみて、3社の全株式を取得した場合、SPILは少なくとも50%の増資が必要になる。
一方、林董事長は今月8日、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)にSPIL2,200万株を質入れした。ASEによるTOBへの対抗策の一環とみられる。一般に株式で質権を設定する場合、株価の6割が相場となるため、林董事長は約5億5,000万台湾元(約20億3,000万円)を調達したと推定される。
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