ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年9月22日_記事番号:T00059433
中国製の低価格な冷延製品やめっき鋼材が大量にベトナム市場へ流入し、中国鋼鉄(CSC)が新日鉄住金などとの合弁により現地に設立した薄板製品製造販売会社、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)が大きな打撃を受けている状況に対し、CSCはこのほどベトナム政府に対し不公平な貿易行為に厳しい目を向けるよう陳情を行い、「対処する」との前向きな回答を引き出した。22日付工商時報が報じた。
中国製鋼材の流入および韓国ポスコ現地工場との競争激化を受け、CSVCの冷延製品生産量は従来の単月7万トンから4万5,000トンに急減。ただ、めっき鋼は米国市場の開拓が順調に進んでいることから第4四半期は同2万5,000トンのフル稼働を維持する見通しだ。
CSCの鄒若斉董事長は先週、台湾鉄鋼工業同業公会(TSIIA)の理事長としてベトナムを訪問し、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム・ハティン省に建設中の大型製鉄所に設置した発電施設の稼働式典に出席。同式典に参加したベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談した。
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