ニュース 電子 作成日:2015年9月22日_記事番号:T00059442
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海精密工業がシャープに対して同社の液晶パネル事業の買収を提案したとの日本経済新聞の21日付報道に対し、鴻海は市場観測にはコメントしないと表明した。蘋果日報などが報じた。
日経の報道によると、鴻海はシャープが分社化する液晶事業会社の株式の過半数を取得する場合、シャープの液晶パネル大口顧客、アップルにも出資を求め、3社で共同運営することを望んでいるという。シャープは官民ファンド、産業革新機構(INCJ)と提携交渉を続けつつ、鴻海とも売却額などを含め交渉を進める。
22日付工商時報によると、産業革新機構はシャープが分社化する液晶事業会社とジャパンディスプレイ(JDI)の合併を進める考えだが、アップルはサプライヤーの集中を避けるため、鴻海と共同出資する方向に傾いている。
一方、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海董事長は、シャープと共同運営している堺ディスプレイプロダクト(SDP)について、今後も利益を出し続けることができ、鴻海が投資して経営に参画する成功例になると話した。鴻海はSDPの株式38%を買い取る意向もあると報じられた。
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