ニュース 社会 作成日:2015年9月23日_記事番号:T00059453
台北都市交通システム(MRT)板南線で昨年5月、4人を死亡させる無差別殺傷事件を起こし、一審で死刑を言い渡された鄭捷被告(犯行当時21)の控訴審公判が22日、台湾高等裁判所で開かれ、鄭被告が初めて被害者と遺族に対する謝罪を口にした。23日付中国時報が報じた。
公判では当初、裁判長が鄭被告に犯行の動機などについて尋ね、鄭被告は「答えたくない」と傲慢(ごうまん)な態度を取り、「被害者に言いたいことはないですか」と質問しても、鄭被告は謝罪せず、自身に有利な証拠を集めてないと裁判長に食って掛かった。
その後、検察が死刑を求刑すると、弁護人の忠告もあり、鄭被告は態度を一変させ、「被害者と遺族に申し訳ない」と謝罪した。
ある遺族は、鄭被告は死ぬのが怖くて嫌々謝罪しただけだと述べた。
民間司法改革基金会(司改会)の高栄志執行長は、鄭被告が本気で謝罪したかは本人にしか分からないと指摘。鄭被告は台湾初のMRT無差別殺人犯であり、犯行動機などを明らかにすることが重要で、死刑では同様の事件の再発は防げないと強調した。
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